薩摩焼とは?
白薩摩

薩摩焼の起こりは、文禄の役(1592年)、慶長の役(1597年)で朝鮮に出陣した島津義弘が、朝鮮より陶工を連れ帰ったことにあるとされている。薩摩焼は「白薩摩(白もん)」と「黒薩摩(黒もん)」に大別され、白薩摩は藩主の御用窯から発展したもので表面に貫入といわれる細かなヒビが入っているのが特徴。象牙色の肌に赤、青、緑、さらに金彩で動植物などの文様をほどこした豪華で繊細な逸品である。黒薩摩は庶民のための生活の器として用いられ、漆黒の光沢をもち、素朴で剛健な焼き物として人々の暮らしに溶け込んでいる。現在、活動している窯は、苗代川系(東市来の美山など)、堅野系(磯御庭、田之浦、長太郎窯など)、龍門司系(加治木町の龍門司窯)の三系統に大別され、400年の伝統の技に磨きをかけ、優れた陶器を作り続けている。(2001年鹿児島県広報協会発行「鹿児島ものしりブックJAD!」より)

黒薩摩
情報コーナートップへ


かごしま遊楽館

※ホームページ内で使用している画像を許可なく使用することを禁止します。
Copyright (C) 2000 Kagoshima-Yurakukan. All Rights Reserved.